素人に書かせるブログ小説

SSや小説を載せていきます。時々、完成したデジ絵ものっけていきたいです。コメントよろしくっ!

ギルティクラウン SS アフター 三話

確かに感じる。いのりの気配を、きっと目の前にはずっと会いたかった人が待ってる。

 

僕の言葉を。

 

「い、いのり? そこにいるの?」

返事はない。しかし呼吸の音、服の擦れる音が聞こえてくる。

久し振りに走ったからだろう。足がガクガクに震えている。

 

激しく息をきらせながら、僕は再び問う。

 

「なんで逃げ... いや、違くて・・・

なんで生きてるの?」

「・・・集は私が生きてたらおかしい?」

(違う。そうじゃない。そんな事を言うために必死に追いかけてきたわけじゃない。)

「違うよ、いのり!そうじゃない。君はあの時、キャンサー化して・・・」

 

(あれ?そういえば僕はいのりが死んだというところを視認したのか?・・・してない。

いのりが僕のキャンサーを取り込んだ時には僕の目はもう光を失っていた。)

「え?じゃあどうやって君はあのキャンサーを?」

「それは・・・「真名のボイドだ。」

涯だ・・・

「でも、真名のボイドはただの剣なんじゃ・・・」

 

「違う。真名のボイドはキャンサーを浄化する事ができた。」

「!?そんなことが・・・」

 

「真名の魂・・・いわばボイドとひきかえにな・・・

真名は俺に言った。集、お前が大切にしていたもの。つまりはいのりを助けてやれ、と。」

 

「そんな・・・真名が。」

 

「集、まだ続きがあるんだ。

聞くか?」

 

「・・・聞かせてくれ。涯!」