素人に書かせるブログ小説

SSや小説を載せていきます。時々、完成したデジ絵ものっけていきたいです。コメントよろしくっ!

オリジナル ブログ小説

ハル…もし父さんがお前の結婚相手はミチルって言ったら…?」

 

「チェンジ」

「頼むよ…そんなこといわないであげて…」

「父さん…」

「なんだ?」

「無理」

見るからに父さんは焦り出す。

「ミチルはその…なんていうか…そう!みてくれはずば抜けていいと思うんだ!」

「そうだな、それは同感だけど…そのかわりに脳みそをどっかにおいてきちゃったんかね…きっと今頃母さんの羊水に浸かってるよ。」

「ハル…お前はいつからそんなに嫌みったらしくなったんだ?」

「遺伝だろ」

「やかましい。」

「で、衝撃的過ぎる父さんの頼みはそれで終わり?」

「まあ、言いたかったのはそれだけだが…結婚はしてもらいます。

一応義理だし大丈夫だろ?」

「いや、そんな簡単に…だいたい、義理とはいえもうすでに五年は一緒に暮らしてんだけど。

てかもう、義理とかいうくだらないラブコメ設定はいらない。」

「そしたら、誰がミチルの面倒をみるのさ?」

「は?」

「いや、だからさ、ミチルの将来のお婿さんだよ。

それは、一体誰?」

「いや、知らんけど…てかこの時期から娘のそんな心配してる馬鹿親初めて見たよ…」

「でも心配なものは心配なわけじゃん?」

「いや『じゃん?』とか言われてもなんも共感できんから…」

「もうそんなのいいからさぁ~

頼むよ~お前は頭いいから将来安定してそうだし…それだからお前に俺の娘を任せられるんだ!」

「もう、なんて返したらいいかすら分かんない…」

「それは勿論『是非!ミチルと結婚させて下さい!』だろ?」

「おい、ジジイ、てめぇいい加減に…「お兄、私腹減った。」

「あれ、ミチルお前いつからいたの?」

「ん?さっき下に降りてきたばかりだけど。」

さっきまでお前の話をしてたんだよミチル…

ていうか、こっちは話してんだから無遠慮に割り込んでくんなよ…

 

と俺は心の中で不満を垂れ流しながら、「冷凍庫に冷凍チャーハンあるよ」と一言。

 

「オッケイ!」と元気よく鼻歌まじりに返してくる。

「父さんは今、春一と大事なお話があるんだ。ミチルはもう少しだけ上にいてくれるか?」

「オッケイ!」

コイツ、話聞いてんのかよ。

ああ~なんかコイツと話してっとイライラする…

そんな兄の不満をよそに、「お兄、チャーハンってどんくらいあたためんだっけ?」

とチャーハンの心配をする妹。

 

(ちょっと試しに聞いてみようかな…)

 

「四分くらいで様子みてみて。」

 

《なあ、父さん!

この件について決着をつけるんならミチル本人に聞くのが早いんじゃないか?》

 

《う~む、しかしなぁ~》

(ブツブツ言ってんじゃねぇーよ気持ち悪い…)

「なに、父さんブツブツ言っちゃって!キモーイ」

 

(ぅぐ!!!なんで全く同じことを妹が…!!)

 

ケラケラ笑う妹。

その横で本気で傷ついた顔をするわが父。

 

俺は少し覚悟を決める。

「なあ、ミチル…」

「なに?」

「お前の将来のお婿さんは兄ちゃんでもいいか?」

しばしの沈黙が訪れる。

「お兄、冗談下手すぎ。

てか、面白くないよ。」

「いや、冗談とかじゃなくて。」

「は?プロポーズ?」

「いや、まぁ、そんな感じ。

で、どう?」

「どうっていわれても…

キモイとしか言えないわ。とりあえず、聞かなかったことにしといてあげる。」

 

そんな兄のプロポーズに対し、辛辣なことばを浴びせる妹。

なんとも言えない空気の中、場違いで空気の読めない電子レンジは『チーン』と間抜けな音を鳴らす。

 

「あ、チャーハン」

 

俺はその晩布団の中で妹を散々呪った。

 

 

 

 

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今回はSSとかではなく完全オリジナルです。

 

どうだったでしょうか?

なんだか突然、ラブコメが書きたくなりました。(笑)

まだまだ続けていくつもりなのでよろしくお願いします。

 

ギルティクラウンのほうも頑張ります!