素人に書かせるブログ小説

SSや小説を載せていきます。時々、完成したデジ絵ものっけていきたいです。コメントよろしくっ!

異世界ならここを曲がってすぐですよ。4話

何故、魔王軍壊滅が戦争の引き金になったのだろう。

それは、おそらく人間の本能であり、心理なのだ。

表面では、物資の確保だの、領土問題だの…

だが、きっと違う。人間…いや、すべての生物には、争いがなくてはならないものとして、つくられている。

争いはよくない。争いは不幸を呼ぶだけだ!

勿論、正論であり、強く賛成する。

それでも、自分からそのような意見を主張する事はまずない。

それは、無駄だから。争いはなくならないから。所詮はそんなもの。

だから、争いに反対するだけ無駄なこと。

 

 

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「お兄、父さんが野菜買ってきてだって。」

 

今は、始業式の帰り道。

「スーパーいくの?」

「いや、面倒いから帰り道の八百屋で。」

「ささっと買って帰ろう。」

「うぃー」

 

◇    ◇    ◇

 

「「ただいま~」」

 

 

「「おかえりぃ~」」

 

ほら、これだ。

夫婦揃いも揃って…

「お母さん!可愛い娘と久しぶりに合った感想は??」

「可愛いわぁ~!愛してる。」

「…ぷんぷん!」

自分でぷんぷん言うやつ初めてみた。

「どうしたの?ミチルゥ?」

「ぷんぷん。お・み・や・げ!…まだぁ?」

図々し過ぎるだろこのアホ。

「まっ!ごめんなさい!!私としたことが!

ミチルには久しぶりの挨拶より先に、お土産よね!?」

……………………………それってどうなん?

「そうよ~!お母さんしっかりして~?

…まったくぅ。ぷんぷん!」

それでいいのか…

「はいはーい。お土産~」

え?なにこれ。

「え?なにこれ。」

それ俺が今、いったやつだからねミチル。

「なにって…手榴弾よ。魔法が組み込まれた。それにほら、かわいいでしょ?」

そこにはスカルの形をした掌サイズの手榴弾が、5つほどならべられていた。

どれも妙にリアルで気持ち悪い。

「お母さん。なんかきも…いや、まぁこれはこれでおしゃれ…かな?ね?お兄?」

「父さんは非常におしゃれだと思うぞ?

てか、かっこいいな~俺も欲しいくらいだ。使う機会ないけど。」

「そ、それな~」

とりあえずは、必殺の『それな』。

「あはは~!お母さんありがとー!」

心がこもってない…

「そう?良かった。気にいってもらって。

でも、それは相当強力なやつだから対人戦で殺す気がない相手には使っちゃだめよー?」

「うん!」

なんか、急に話題が怖くなった気がする…

「じゃあ、春くんにはこれ。」

そういってお母さんは俺に細長い木でできた箱を渡してきた。

「え、俺も?いいですって。気使わなくたって…」

「もう…そういう他人行儀はやめてって言ってるはずよ?

それに、妹に買ったのに兄に買わない親はいないわよ。」

気を使ってるのはそっちでしょ?

と言われるとまあ、それもそうだな。という気になってくる。

実際は何が入ってるのか非常に気になっていただけだが…

「じゃあ、ありがとう。」

「どうぞ!あけてみて?」

「お兄、それなに?早くあけてよ!」

「う、うるせーな。」

なんだか、異常なくらい厳重に梱包されている。

(なんなんだろう…)

そして、蓋に手をかけた瞬間。

頭の中に異音が響く。

いや、響くなんて生易しいものじゃなかった。髪の毛が全て抜けてしまうんじゃないか。口から血反吐を吐いてぶっ倒れるんじゃないか。目が飛び出そう。歯がぎりぎりいって溶けてなくなりそう。

し…死ぬ…。

 

(ぐぐぐ…ぎ…)

うるせー!

 

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「はぁはぁはぁはぁ…」

「どしたのお兄」

「あ?ああ、何か気持ち悪かった…」

「まあ、そんなのいいから早くあけてよ」

どうでもいいのかよ。

「じゃないと私があけちゃうお~」

言いながら、ミチルは例の蓋に手をのばす。

「ま、待てミチ…「だめよミチル!」

「ビビビ、ビックリしたぁ…どったの?お母さん。」

「ちょっと、そうね。早くご飯食べたいな~て。開けるのはその後にしましょ?」

お楽しみはとっておきましょ?といいながら何かをごまかすようにキッチンに向かうお母さん。

「は~い。じゃあ、私も手伝う!」

 

「春一。」

「うわ!ビックリした!」 

親父か…

「春一…頑張れよ。」

「?」

思わず首をかしげる

深刻な顔してたな…

 

◇   ◇   ◇

 

「うんめ~。お父さんおいしーよ!」

「そうか?よかったよかった。」

「ほんとね~最高だわー」

「だな。」

適当に相槌をうつ。

さっきの現象の後、明らかに両親が挙動不審だ。

というかちょっと嬉しそうな感じだな…絶対わかってたな…あんなことが起きること。

何故いわなかった?

思考を巡らせながら口にカレーを運ぶ。

あ、んめーなこれ。